アメリカにいた頃、お向かいにギリシャ人の家族が住んでいました。
ちょっと理屈っぽい彼女は、あまり上手じゃない英語でよくアメリカの風習や人を「どうかと思うわね~」という感じで批判していて、郷に入らば郷に従えとばかり、アメリカのすべてにホイホイ迎合してしまう私には、彼女のコメントがちょっと耳が痛く、すごく新鮮に思えました。
アメリカでは、確か子供が12歳になるまでベビーシッターが必要で、そして12歳になったらすぐによその子のベビーシッターができるのです。
彼女は「まったくばかばかしいと思わない?」と言ってきて、「うちの子はアメリカ人ほど子供っぽくないから、ベビーシッターなんていらないわ。日本人のあなたの子供も大丈夫だと思う。だから、お互い出かける時には知らせ合って、『何かあったらお向かいに知らせろ』って子供たちに言っておくだけでいいんじゃない?」と提案しました。
当時10歳くらいだった両家の子供たちは、そんなわけで親のいない間、ベビーシッターなしでのびのび家で遊んでいたわけです。法律違反でしたけど…。
そんな彼女は頑固にメールをやらないので、年に1回だけクリスマスカードをやり取りするだけですが、そのカードにはいつも彼女のまじめさと友情があふれていて、私の宝物になっています。
今年、彼女は日本の地震と原発事故のお見舞いと同時に、自分の国の大変さも書いてきました。
若い人は国を出ていき、年寄りには先に何も希望が見いだせない、と。
ご主人が(お役人でした)仕事をやめたので、自分が英語の先生として頑張って働いている、と。
私たちお互い、たいして上手でもない英語で頑張って働いてるんだ。。。
久しぶりに長い手紙を書こうかな、と考えています。
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