2010年3月13日土曜日

おばあちゃんの気持ち

週1で学校の英語の補習をしている生徒さん。
基礎は完璧なのに、ちょっと角度が変わった質問に弱いようで、なかなか点数が上がりません。
「わかっているのにね~」
「もうちょっとだったね~」
などと残念がりつつ、先日いつものように答え合わせをしました。

今日その親御さんに偶然お会いしてちょっとお話したのですが、お母さんが点数のことを叱ったら、いつもは黙って聞いている生徒さんが「ママはそう言うけど、谷さんはちがうよ。これもこれも、もう少しって。これは半分点数もらえてもいいって、言ってくれたよ」と、問題用紙を見せながら言い返してきたとか。

「子どもはとても救われているみたいです。ものの言い方がお上手ですね」って褒めていただいたけれど、それって、我が子じゃないからできることです・・・。自分の子どもの時の私を見せたいくらい。いやいや、絶対お見せできない・・・。
うちの子がこの話を聞いたら、大笑いをするんじゃないでしょうか。

詰めが甘い生徒さんの場合、実力がなかなか点数に反映されないことがあります。
「もうちょっと、点数取るぞ!!って気合を入れて、だまされないように真剣にやってごらん」と励ましつつも、「このオットリしたところが、この生徒さんの良い所だよな~」などと思って、なかなか厳しくは言えません。
ちょっとおばあちゃん的な気持ちになっているのかも。

点数を上げるためにどんな態度で接するか、難しいところです。生徒さんの性格によりますね。

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