2009年11月28日土曜日

若者

自分の子ども達ももう30歳近いので(時々本当に信じられない気持ちに!)、
今の日本の若者事情はよくわかりませんが、アメリカで感じたのは『若者がおとなしい』ということ。

空港からのシャトルバスで(  空港から指定のホテルまで、2~3のグループの乗り合いで送ってくれます。ダレス空港からDC市内まで29ドル。連れはひとりにつきプラス10ドルです  )、高校生くらいの女の子6人と一緒だったのですが、「Hi!!」とにこやかに乗ってきて、その後は友達同士でちょっとささやきあうくらい。
これが日本の女子学生だったら、大変なことになると思いませんか?
町でも地下鉄の中でも、公共の場で若い人達は本当におとなしいです。

帰国の前日。
帰りのシャトルバスを予約しようとしている時に、ちょうど友人がホテルの部屋にやってきて 「私が送るから予約なんてしないで。息子がピックアップトラックを買ったから」
と、何度も言ってくれました。
で、恐縮しながらお言葉に甘えたわけですが。。。

当日の朝、真っ赤なトラックを息子に運転させて、助手席に彼女の姿。朝早くたたき起こされただろう彼もにっこり笑って「Good morning!!」、すぐに荷物を荷台に積んでくれました。

うちの子だったら、こういう時はどんな感じだろう?
親が勝手に決めてきたことで起こされて、延々ドライブさせられて。
「何だよ~勝手に決めてきて」くらいの嫌味は言いそうだし、私も子供を巻き込まないで、自分でやると思います。文句を言われるのがいやなこともあるし、やっぱり甘やかしている面もあると思う・・・。

アメリカの若者にも問題がないわけではありませんが、一般的に日本よりずっと躾がいいと思います。親が毅然としているのでしょうか。
そう思ってみると、先の老人施設でも、老人は堂々と若者にものを言いつけていました。 威張っているわけではなく、いい意味で「年長者はこわい!」という威厳、オーラがあるように感じます。

子どもを大事にするのと迎合するのは違うことです。しっかりと若者にかかわり、コントロールする強さを私達も持たなければ。びしっとかっこいい中高年になりたいものです。
(と、時々わ~っと賑やかになるクラスを前に考える・・・)

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